ヘルパーとしての幅が広がる!ガイドヘルパー
ヘルパーでもガイドヘルパーと呼ばれる、外出に付き添ってサポートする役割のヘルパーがあります。ガイドヘルパーとして活躍するために必要な資格と、その資格を活かして働くことのできる仕事についてご紹介します。ヘルパーからキャリアアップして働きたい人はぜひ参考にして欲しいと思います。
ガイドヘルパーの資格について
ガイドヘルパーの資格は、都道府県または市町村が指定した自治体のスクールの講座を受講して修了することで取得できます。受講資格は講座によって異なるので、ガイドヘルパーの講座は介護福祉士や介護初任者研修を修了しているなどの条件があります。
講座の内容に関してですが、すでに介護福祉士などの資格を取得している人は受講する科目が免除されることもあります。科目免除の対象となるものも資格や講座によって異なるので、スクールによく確認して講座を受講することをおすすめします。
全身性障害研修修了ガイドヘルパー
この資格を取得することができるのは介護職員初任者研修を取得しているか、確実に取得する見込みがある場合、そして介護福祉士の資格を有していることに限られます。そのため仕事内容としては介護の仕事にプラスして外出を支援するという仕事内容になります。行き先に制限がないので、病院であったり旅行などで利用者の支援を行います。全身障害の方は外出の機会がそもそも少ないため、ガイドヘルパーは外出に慣れていない方にも安心して楽しんでもらうためのサポートをします。
同行援護従事者養成研修修了ガイドヘルパー
この資格を取得することは特に制限や条件が設けられていないため、介護に関するサービスをすることはありません。そのため仕事内容にも介護に関することもほとんどありません。主な仕事内容は視覚障害者の外出に付き添ったりして安全な移動をサポートします。また自治体による制度や利用者本人の意向などによってサービス内容も変わります。
行動援護従事者研修修了ガイドヘルパー
こちらも同行援護従事者養成研修修了ガイドヘルパーと同様に資格取得に際して条件などは設けられていません。そのためこの資格も同様に介護に関するサービスや仕事内容はありません。仕事内容には知的障害、精神障害を持っている人の外出に付き添って、安心して社会参加ができるようサポートを行います。研修で身につけた専門知識を使って、障害者の方とコミュニケーションを取って外出を支援することが主な仕事内容になります。